使用楽器
Marimba A25-C76 (4-1/3oct.)


「里神楽」について
神楽(かぐら)とは、「神の宿る場所」の意味を持ち、
その語源は「人がアグラをかく」や「鳥がネグラへ帰る」等と同一とみなされています。
里神楽とは十二座神楽、神社神楽と発祥を同じくする、
高度に発展した民族芸能の一種ですが、神社氏子の人々が伝承してきた神楽とは違い、
民族芸能的な部分に重点が置かれるのが特徴です。

地域によって幾分差がありますが、「里神楽」は舞台装置、照明装置、
台詞さえも必要としないパントマイム「仮面劇」へと進化してきました。
そこで演奏される囃子は伴奏という意味だけではなく、
情景描写、心理描写を含む高い音楽性を秘めているものが少なくありません。

この作品は「里神楽」の囃子を模倣したものではなく、
その「仮面劇」で演奏される囃子の音楽性に憧れ作曲したものです。
そういった意味で、多分この作品はパントマイムへの音楽に近い物だと思います。
演奏される方々、それぞれの物語を一台のマリンバで演じていただければと思います。
(楽譜記載の作曲者コメントより)

演奏時間 約7分20秒


作曲者HP
サンプルページ

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