使用楽器
Player 1 : Triangle
Player 2 : Triangle
この曲は2012年に作曲し、同年、上原なな江・渡邉達弘により初演された。
様々な小物打楽器二重奏の作曲に挑戦し、その可能性をますます感じている昨今、
これまで書いてきた楽曲は2つのパートが良い意味で対等に扱われている曲が多かったなーと思った。
そこで対等でない二重奏とはどんなものなのかと考えたとき、「協奏曲」というアイデアがひらめいた。
一人はソリストで一人はオケ (一人でもオケ!) 。そのひらめきは、すぐさま古典的協奏曲形式を用いようという発想に繋がり、
音高がないのに“ソナタ形式”や“ロンド形式”を踏襲しようとアイデアが沸き起こったのが懐かしい。
ソリストの登場や振る舞いに“協奏曲感 (=ソリスト感)”を強制するつもりはないが、
ぜひオケパートの方はコンマスにでもなった気持ちで演奏して欲しい。そしてソリストが際立つような音色で演奏し、
さまざまな工夫をして欲しい。楽曲の解説と演奏についての詳細はスコアの末尾を参照して欲しい。
この小協奏曲が可愛らしくどこまでもアホらしい、でも確かに“協奏曲”としてお客様に届けられることを期待している。
(楽譜記載の作曲者コメントより)
スコア・パート譜セット
作曲者HP
参考演奏動画