使用楽器
Player 1 : Slide Whistle
Player 2 : Slide Whistle


この曲は2012年に作曲し、同年、上原なな江・渡邉達弘により初演されたスライドホイッスル二重奏である。

EUの共通通貨であるユーロが流通し始めた1999年から現在に至るまでのユーロ円為替のチャートを用意し、
ユーロ流通開始時の価値「1€=\130を“3”」、最安値「1€=\90を“1”」、最高値「1€=\170を“5”」とし、間の「1€=\110を“2”」「1€=\150を“4”」とする。その数字を用いて値動きを音高やリズムに変換して作られるテーマをもとに作曲されている。
まさにユーロの為替を見て、作った作品である。(参考：背表紙に作曲に使用したユーロ円為替チャートを添付しております。)

可能であれば、演奏前にこの曲が先に説明した手法で作曲されたことをお客様に説明した上で、
鳥の形をしたおもちゃのスライドホイッスルを用い、「これはカワセミだ！」と言い張って演奏して欲しい
(もちろん普通のスライドホイッスルでも構いません)。

為替に詳しい方は、リーマンショックの影響を楽曲中に見つけて(音程が急落しているところ)それを言及するのも良い。
どういう曲か分かれば分かるほど、そして真剣に真面目に演奏すればするほど、この曲は面白くなる。
そういう風にできているのだ。
(楽譜記載の作曲者コメントより)

スコア・パート譜セット

作曲者HP



参考演奏動画